武川建築設計事務所

円空展

2025.03.13更新

先日は三井記念美術館で開催されている円空展を見てきました。
飛騨高山は千光寺のものが中心ですが、わが故郷の下呂町のものも結構多く展示されていました。

円空は力強い彫り跡や割肌そのままで仕上げる簡素さが特徴的ですが、よく見ると口元周りは結構繊細に彫られていてます。その絶妙な彫り加減が独特な陰影を作っていて、仏像の穏やかさだったり厳つさを表現しているのがよくわかります。

大きさも5センチに満たないものから2メートル越えのものもあり、モチーフも様々。彫りの手数もかなりやりこんだものから数手で終えているものなど思っていた以上に多様です。

日本中を旅しながら何を考えてノミを振っていたのか、思いをはせるのはなかなか楽しいものでした。
3月いっぱいで終わりのようです。ご興味ある方はぜひ!

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