2024.08.30更新
岐阜の現場を見に行った帰りに今年市内にオープンした無印良品の家を見学してきました。
運営は長らく協業させていただいているひだまりほーむさんです。無印良品の合理的で過剰な演出をせず「これでいい」と思える良品を作り続けるの理念に共感し、より多くを学ぶためにこの事業にチャレンジされていると伺ったことがあります。
無印良品の家シリーズはいくつか型がありますが、伺ったのは「木の家」。知る人ぞ知る建築家、難波和彦さんが設計監修をされています。
スチール柱とシルバーのガルバリウムで仕上げられた外観。なんというかとてもエンジニアリングな感じの外観です。一見軒ゼロの屋根ですが壁が引っ込むことでできる深い軒下、縁側への掃き出し窓などは日本の住空間の要素ですよね。ただいつもの高さの抑えたしっとりとした日本の軒下空間とは違って、2層分の高さのボリューム感はとてもおおらかで新鮮な体験でした。
内部も整然とした木造軸組みのグリッドの中に現代の住空間の要素を必要最小限に抽出して組み込んでいるような、無駄のない空間構成に感じます。プランや建材の規格化、温熱環境、SE構法の堅牢さなど固めのエンジニアリング感がつよいはずの建物ですが、内部は一転して温かみのある居心地のよさを感じます。無印良品のアクの無い優しいデザインでインフィルされているところが多くの人に受け入れられるためのミソになっていると感じました。BGMも聞きなれた店内の曲が流れていて、もうMUJIにいる気分です。好きな方にはたまらないですね。
設計部の小川部長直々にいろいろ教えていただき、とても勉強になりました。ありがとうございます!
その向かいにはおなじくひだまりほーむさんの運営する「ひだまりおむすび」があります。こちらも今年5月にオープンしたばかりで、しばらく大行列ができていたそうですがやっと落ち着いてきたみたいです。早速夏の新商品のシラスおにぎりをいただきました。さすがにおいしい!
お惣菜で唐揚げもいただいたのですが、これが予想を超えてきました。自分史上3本の指に入るおいしさです。お近くの方は是非お試しを。
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