2020.04.18更新
facebookにて2年前の記事ということでシェアのサジェストが来ていました。うちの事務所で改修設計させてもらった飛騨白川郷のゲストハウスです。
いつもは鬱陶しいなと思っていたサジェスト機能ですが、今回ばかりは当時のことを色々と思い出してしまいました。
古い友人の転職相談から話が始まり、物件探しから手探りで進めてきました。
お互い宿泊業とは遠い世界で仕事をしていたので、業界の調査や銀行融資のための企画書の書き方に始まり、競合が増えそうな場所なので、飽和状態になった後にも生き残れるためにどうあるべきか、コンサルタントの知人も交えてあれこれ議論したり、購入した古民家が積雪に耐えられず屋根が一部崩壊したり、ワークショップと称して漆喰の塗り壁作業を学生や友人に手伝ってもらったり・・。
オープンしてからは苦労のかいあって夏の繁忙期は満室が続き、平常時でも稼働率7,8割を維持していたそうです。お客さんの9割は海外からの観光客で、フロント業務をしながら訪れる人々とのコミュニケーションを楽しんでいる姿はとても充実感に溢れていたのを思い出しました。
実は数日前に友人であるオーナーと連絡をとったところ、新型コロナの影響で予約が激減していて、4月からしばらく閉めるとのことでした。
予想はしていましたが、我がことのように胸が痛みます・・
頑張ろうぜと通り一遍の言葉しかかけられない無力さ歯がゆさを感じます。
感染力がいつ治まるのかいまだ見えてきませんが、落ち着いたそのときは是非お立ち寄りくださいませ。ドミトリーも家族部屋もあります。
設計事例にも追加しましたので良かったら御覧ください。
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